依存症って色々ありますよね。
代表的なもので言えばアルコール、ギャンブル、薬物ですね。
過去、パチスロをやる人がどんな生活をしているか見たことをあるので、思い立って依存症について思ったことを書こうと思います。
ギャンブルの一例としてパチスロプレイの方の例を引き合いに出していますが、あくまでパチスロプレイの方に関して書くことは「パチスロ完全未経験者の勝手な個人の感想」と考えてください。
そしてパチスロに限らず、ソシャゲにも依存症があります。
ソシャゲについては自分の経験もありますのでここで書かせていただきます。
是非最後まで読んでいただければと思います。
- パチスロをやる人の生活一例
- ギャンブル依存症の恐怖
- パチスロで稼いで生活している人の実態
- パチスロとソシャゲについて
- 自分のソシャゲの後悔と、ソシャゲをやっている方へ
- 最後にギャンブルをされている方とソシャゲをされている方へ
パチスロをやる人の生活一例
以下の1日はあるパチスロをされている人の1日です。
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AM5:00 起床
AM6:00 家を出る
AM7:00 パチスロ店前で並ぶ
AM9:30 抽選券を取る
AM10:00 入店
PM17:00 退店
PM18:00 食事
PM20:00 収支計算、データ整理
PM22:00 パチスロ動画鑑賞
PM23:30 就寝
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上記はあくまで一例です。
なんでもパチスロをやる人は「並びの順番が第一」とみんな言うそうです。
なぜならパチスロの入店順番は抽選で決めるためだからです。
これは「席の奪い合い防止」や「近隣周囲への配慮」が目的で、回転ダッシュで店内で怪我が起きたりしないため、あらかじめ抽選くじで入店順を決めるのだそうです。
当然最前列で並んだからといって抽選くじでいいくじ=早く入店できる番号が引けるわけではないのですが、いい番号を先に引かれると並ぶ意味もなくなるのでガチでいい台を狙う人は早朝から並ぶらしいです。
特に「新台入替」なんてイベントの日には人気店には未明から並ぶ人もいるそうです。
さて、上記のスケジュール一例ですが完全にパチスロ漬けの人の例です。
早くから並んでいい席を確保、大当たりが出れば夕方~夜まで打って、帰ったら収支を計算、次の日の台の目星を付ける、動画を見てパターンを覚えて寝るという、傍目からすれば「ヤバいな、この人」と思うことでしょう。
自分も初めてこの例を見せられたら同じように思うでしょう。
ガチ勢の方は「データが全て」と断言するほどで、パターンの把握や挙動、データ実績などを徹底的に研究するようです。
パチプロと呼ばれる方はそれなりの苦労、努力をしているのでしょうね。
ギャンブル依存症の恐怖
ここからが本題です。
当然ですが、パチスロもお金を賭けてやる遊戯です。
つまりは博打、ギャンブルです。
勝てば楽しい反面、負ければストレス。
大当たりすれば数時間で数万円、10万円以上儲かることもあれば、1日で10万円なくなることもあります。
金銭感覚が狂って、依存症になって苦しむ人は多数います。
貯金を使い果たして借金し、家族や仕事の同僚からも見放されて破産する人も少なくありません。
残念ながら、パチスロはのめり込むとそうなるように設計されています。
激しい音や光の演出で当たったときの幸福感を煽り、より釘付けになってしまうように考えて設計されています。
「ほどほどにすればいいんじゃないの?」とやったことがない人、初めてやる人はそう思うでしょう。
しかしながら現実はそう甘くはないのです。
全員が全員のめり込んで借金するほどになるというわけではありませんが、浅く考えていて当初の「ちょっとだけ遊びで」で失敗した人も少なくないのです。
パチスロで稼いで生活している人の実態
世の中にはパチスロで生活している人もそれなりにいます。
実際にそういう人と話したことはありませんが、世に言う「パチプロ」というプロの方以外にもパチスロで生計を立てている人はネットで検索すればブログに書いている人がいます。
ギャンブルなのでプロであろうと負けるときは負けます。
パチスロで生計を立てている人も負けるときは負けています。
トータル月間の収支で安定してプラスだからこそ成り立っているのです。
生計を立てている人ではありませんが、Twitterでゲームで知り合った人でパチスロをやっている人がいて月間収支を付けている方を知っています。
その方は負けるときは負けていますが、勝つときは勝っていて最高1日7万プラスの日が毎月ありました。
負けるときは3万円程負けて撤退しています。
思ったことは、負けの時は「もう今日はだめだ」と見極めて、おとなしく撤退している点ですね。
それでいて冷静さを保っているのも見受けられました。
ギャンブルというのはどうしても理性を抑えるのが難しく、引き際を見極められないのがほとんどです。
「もしかしたらこれから波が来るかも」とか根拠のない希望的観測ではたいてい負けます。
ギャンブルで安定して勝てる人は「根拠を持って勝負して理性は失わない人」ですね。
ギャンブルで生活している方の実態は、意外と冷静な方が多いのではと思っています。
パチスロとソシャゲについて
ネットを見ると「パチスロとソシャゲは同じ」とか「ゲームと博打を一緒にするな」とか言われていますよね。
個人的な意見としては「パチスロもソシャゲもほどほどにすればどちらも遊戯、度を過ぎればどちらも麻薬と同じ」だと思っています。
確かに実機でプレイするパチスロと、ネット内でプレイするソシャゲは違います。
パチスロは必ずお金を出さないとプレイできないですし、ソシャゲは基本無料のものがほとんどです。
そういう意味では違うというのは正しいです。
そして、パチスロも娯楽でやる=クレーンゲームのような感じでやる人もいますし、ソシャゲでも1ヶ月1000円未満でする人も多いでしょう。
この点までで言えば、「ただ楽しむだけなら同じようなもの」と言えます。
しかし、何事も度を過ぎれば話は別です。
パチスロに関しては先に書いたように破産するほどやる人もいます。
また依存症が元で犯罪行為をして逮捕された人もいます。
ソシャゲについても同じです。
財産をつぎ込んで破産する人もいますし、犯罪に手を染めた人もいます。
例えば今年2022年4月16日にニュースで「生活費とスマホゲームに使うお金が欲しかった」として窃盗罪で逮捕された人がいます。
その人は警察の捜査でゲームの課金が1000万円に及ぶことが分かったそうです。
どちらも極度の依存症が元でしょう。
パチスロでいえば大当たりで儲かったときの幸福感、ソシャゲでいえばゲーム内での優越感やキャラコンプリートの幸福感と言ったところでしょうか。
どちらもやらない人からすれば度が過ぎれば似たり寄ったりと思うことでしょう。
まさに一度味をしめて幸福感を忘れられなくなってしまったら逃げられない麻薬と変わらないと言えるでしょう。
自分のソシャゲの後悔と、ソシャゲをやっている方へ
ここで1つ自分についてカミングアウトしておくことがあります。
過去自分は学生時代にある有名パズルゲームアプリで非常に高額な課金をしていました。
数十万円なんてものではなく、数百万円ほどです。
しかもその課金は「2年未満」で課金された総額です。
当時はランクで世界70位ほどでプレイヤー全員の人数から見てもまさに「トップランカー」と言われていました。
当時ネットにそれほどプレイ状況を載せているわけでもなかったのですが、有志でプレイヤーのランク集計をされている方がいて少し話題になったこともあります。
そして課金の問題点ですが、このゲームには当然ガチャもあり、しかも今では多くのゲームにある「天井=ある回数ガチャを回せば必ず指定されたキャラが出る回数」がありません。
当時キャラコンプにこだわっていた自分は30分で10万円以上費やしたこともあります。
これを見て「頭おかしいんじゃないの?」と思った方も多いでしょう。
はい、その通りです、異常です。
一番最初に書いた「パチスロプレイされる方の1日の例」と変わらないレベルです。
イベントがある日は、そのイベントをメインに1日の生活が回るほどです。
今から思えば後悔は多少しています。
「多少」と言うのはそれなりに楽しめたのも事実だからです。
もっと有意義に時間とお金を費やせばと思えば後悔しています。
ではここまで熱中していたゲームをどうしてやめたかというと「就職を機にやめよう」と思ったからです。
就職すれば今までのように時間を取れないですし、生活するために出費も嵩みます。
時間もお金も問題になれば続ける意味もないと判断しました。
無課金でやるという選択肢も考えましたが、「このゲームは無課金だと厳しいし、惰性で続けるのも面倒だな」と急に冷めました。
結果として、そのアカウントはスマホから抹消し、二度とプレイすることはなくなりました。
もし続けていたらの推測の話ですが、社会人になったことで更に課金総額は膨れ上がっていたことでしょう。
ある意味すっぱりやめられたのは幸いだったと思っています。
最後にギャンブルをされている方とソシャゲをされている方へ
前の項目に異常課金をしていた自分が言うのもなんですが、ギャンブルはほどほどにしましょう。
ギャンブル自体は悪ではありませんし、楽しい時間を過ごせるのも事実です。
なのでギャンブル自体をやめるべき、なんてことは言う気は全くありません。
問題なのは、「熱中しすぎて、生活財産に手を付け、財産が底をついてもやめられず、借金をしてでもギャンブルをすること」です。
ここではっきり言っておきたいのが「ギャンブルは必ず胴元が勝つようになっている」ことです。
パチスロであろうが、競馬であろうが、ボートレースであろうがです。
慈善事業、ボランティアでお金を渡しているわけではなく、運営元が利益を得て商売しているのです。
「じゃあ全員負けているのか」と言われるとそうではないですよね。
中には大勝ちしている人もいます。
しかし、その大勝ちしている人と店の利益分を、大半の人が負けることによって支えられているのです。
そんな状況のギャンブルで安定して勝つことは非常に難しいのが現実です。
理想なのは「余剰資金で嗜む程度」でしょうが、先述の通りのめり込むような仕組みがとられています。
現実を忘れないよう「自制心を失わず遊ぶ」ようにしましょう。
次にソシャゲをされている方へですが、「どんなソシャゲでも必ずサービス終了する日が来て、そうなればただのデータになる」という点です。
サービス終了すればどんなものでも一切の無価値なデータになります。
一部アプリは内部画像データをダウンロードできるようにしたものもありますが、金銭価値としては0です。
「好きなキャラがいるから0なんてひどい」と思うほどそのゲームを愛している方もいるでしょうが、「一般金銭価値」からすれば0なのは紛れもない事実です。
数億円課金しようがそのお金が返却されることはありません。
残るものは思い出だけでしょう。
それを楽しかったと思うか、後悔するかはプレイヤー次第ですが、過ぎた時間と費やしたお金は帰ってきません。
ゲームをプレイすることや課金することは悪いことでも何でもありません。
しかし、ギャンブルと同じで「生活資金をつぎ込み、自制できないほどのめり込む」のは明らかに間違っています。
たとえその時は楽しくても、終わりが必ずある以上、後悔する可能性が高いです。
もし今高額課金がやめられず困っているなら、いっそ復元できないようデータ抹消することをお勧めします。
これを言うと「それが難しいほどハマってるから嫌だ」と思う方がほとんどだと思いますが、莫大な時間と今後費やすお金を考えれば間違いなくプラスになります。
本当かよ、と思うでしょうが思い切ってやめてしまい1ヶ月もたてば不思議と何とも思わなくなります。
そして何年も経てば「なんであの時あんなにハマっていたんだろう」と思うことでしょう。
たとえ思わなくても続けていた時より、心や金銭的な負担はなくなっていると思います。
遊びは楽しく、ほどほどに!
もしこの記事がギャンブルやソシャゲに苦しんでいる人の一助になれば幸いです。