ゲームとCADで趣味全開!

ゲームの世界をCADで現実にする。3Dモデルを作るのが得意です。他にゲームとしてプリコネやディスガイアシリーズの攻略などを書いています。

【ブラック企業は無くなるべき】現役リクルーターが語るブラック企業の特徴

自分は設計開発の技術職として働いていますが、一方で会社のリクルーターとしての役目もやっていました。

ここでいうリクルーターとは出身大学・大学院(自分は修士課程修了者=大学院卒)の自社の希望者のサポート役になります。

会社概要を説明したり、エントリーシート(ES)の推敲、面接のコツを教えたりします。

 

そうしているうちに他社の情報も得ますし、いわゆる「ブラック企業」の特徴も見えてきます。

今回はそのブラック企業の特徴について書きます。

 

 

 

 

 

やたらと高い給与を全面的に押してくる

まずはこれですね。

つまりは「稼げる!」と言って「金で釣る」企業です。

全てが全てブラック企業とは言えませんが、大体ブラック企業によく当てはまります。

少し前に話題になりましたが、「初任給40万円超え」と書かれていて、実は「固定残業代80時間込み」で残業代を抜いたら「20万円程度」という実態でした。

何やらその会社は言い訳をしていましたが、こういう「不自然に給与が高い」という場合は給与の内訳をよく見るべきです。

 

 

 

やたらと雇用人数が多い

トヨタ自動車など超一流大企業はそれだけ規模がでかいので、新卒の雇用人数も多いです。

一方で、会社規模が小さいのに200人とかの規模で新卒を雇用する企業は大体ブラック企業です。

 

これはすぐに退職する人数が多く、その退職者の数を見越して多めに雇うという形です。

営業職に多く、ノルマのキツさ、会社風土の悪さを物語っています。

こういう企業は四季報で過去の雇用人数と3年以内離職率を調べれば分かります。

 

 

 

一例・生命保険会社希望は覚悟するべき

知り合いにいる実際の話ですが、日本生命明治安田生命といった生命保険会社は雇用人数が多いです。

これも上記の例に当てはまり、1年ごとに半分ずつ新卒が辞めていくことがほとんどです。

理由は言わずもがな、「営業ノルマ」です。

3年経てば1割くらいしか残らないと言われています。

 

生命保険会社は「法人担当」と「個人担当」に分かれます。

法人担当になれば、もし契約を取れれば莫大な手当(歩合級)がもらえます。

個人担当でもバンバン契約を取れば月収100万円近くも夢ではありません。

歩合給というのは取る契約の数で大きく変動します。

 

全ての生命保険会社が同じかは分かりませんが、1年目と2年目は新卒ということでノルマ未達でも最低限の給与が保証されていて、叱られることも少ないようです。

一方で3年目から歩合給の割合が大きくなり、ノルマ未達ではかなり叱責されて(今はパワハラ問題もあるので昔のような暴言を吐くという過剰な叱責はないと思われますが)、契約を取る人と給与に明確な差がつき始めます。

これが3年以内離職率が高い理由です。

 

実際に知り合いだけでなく、自分が加入している生命保険も毎年のように担当者が変わっています。

もはや最初に誰が担当だったか忘れてしまったほどです。

 

生命保険会社に営業職で入る場合は覚悟しておくべきでしょう。

営業に自信あり、ノルマがあっても歩合給で稼ぎたいという信念や自信がある方には向いていると思います。

 

 

 

まとめ

ブラック企業を見抜くコツは確かにあります。

しかし、年々巧妙に暗い実態を隠す企業も増えています。

 

・高い給与を前面に押し出す

・会社規模に見合わない雇用人数

・3年以内離職率が高い

雇用契約書を出さない

・入ってみたら事前説明と異なる待遇や給与

 

こういったものが1つでも当てはまれば「ブラック企業」と考えて良いでしょう。

ブラック企業にいても何のメリットもありません。

精神をすり減らされ、時間を無駄にするだけです。

すぐに次の就職先を探し、転職することをお勧めします。

離職が難しいことなら近年増えている「退職代行」の利用も検討に入れましょう。

ただし、退職代行には費用が掛かるうえ、トラブルが起きる可能性もあるのでよくよく調べたうえでの最終手段と考えましょう。

 

 

精神的に持たないなら次の就職先が見つからなくても離職することも視野に入れたほうがいいですね。

雇用保険には条件がありますが、身を大切にする方が最優先です。

例えば奨学金の返済に困っても、ちゃんと申請すれば猶予が適用されることもあります。