神戸市は、兵庫県南部の港町で国際貿易の中心地として発展してきました。
異国文化を取り入れながら、開港150年の歴史の中で育まれた先進的で開放的な街並みと洋食文化が魅力です。
京阪神に住む人たちも休日に訪れることの多いベイエリア、中華街の南京町、レトロな洋館が立ち並ぶ北野などを散策しながらグルメ・スイーツを楽しんでみませんか。
この記事では、神戸で訪れたい定番の3エリアと観光スポットを紹介します。
※この記事は2022年8月時点執筆のものです。
昨今の物価高などの影響により値上げや一部施設が閉鎖している可能性があります。
訪れる場合は最新の情報をネットなどでお調べください。
神戸観光の知っておきたいポイント
JR大阪駅からJR神戸駅までは、新快速で26分(410円)というアクセスの良さから大阪観光の際に一緒に訪れるのにも適しています。
さまざまな施設を回ってゆっくりと神戸を堪能したいなら、「KOBE観光スマートパスポート」や「シティーループ」の利用もおすすめです。
神戸の観光スポット「ベイエリア」
お洒落な施設が多いショッピングエリア。
爽やかな潮風と夜景が楽しめます。
2017年にリニューアルされた海辺のスポット「メリケンパーク」は、フォトスポットが多くありSNSを中心に注目を集めています。
神戸ハーバーランドumie
神戸を代表する複合商業施設で、モザイク・ノースモール・サウスモールの3棟の建物に約230店舗のショップや飲食店が入っています。
夜になるとベイエリアのイルミネーション輝く景色を眺められ、ロマンティックな雰囲気です。
umieモザイクの真っ赤なカラーが映える大観覧車からは、神戸の街並みや六甲山・神戸大橋が一望でき、夜景も楽しめます。
冷房付きなので夏でも快適です。
JR「神戸駅」徒歩 約5分
神戸煉瓦倉庫
神戸港の元貨物倉庫の一部をリノベーションした複合商業施設で、現在はデザイン文具店・インテリアショップ・レストランが営業しています。
イギリス製の煉瓦を使用し、イギリス積みで造られた稀少な外観は、今も当時の面影を残します。
JR「神戸駅」徒歩 約7分
神戸ポートタワー(メリケンパーク)
みなと神戸のランドマーク。
世界最初の独特なパイプ構造の鮮やかな赤い外観は、昼夜問わず空に映えています。
現在は改装工事中のため休業中。2023年にリニューアルオープン予定です。
BE KOBEのモニュメント(メリケンパーク)
神戸港をバックに撮れる記念撮影スポットとして人気のBE KOBEを型どったモニュメント。
BE KOBEは、阪神・淡路大震災20年をきっかけに「神戸の魅力は人である」という思いを集約して生まれたメッセージです。
スターバックスコーヒー(メリケンパーク)
「BE KOBE」の近くにあるスタバです。
公園内に出店したのは関西エリアで初めてです。
開放感のある1階テラス席からは神戸港の風景を眺めて休憩できます。
メリケンパークは、神戸ハーバーランドumieからも徒歩圏内です。
神戸の観光スポット「南京町」
横浜・長崎と並ぶ「日本三大中華街」のひとつとしても知名度が高いチャイナタウンです。
エリア内には100店舗以上の飲食店や中華食材・中国雑貨店が軒を連ねています。
テイクアウトの軽食は、ちょうど真ん中あたりに位置する南京町広場」で食べる人が多いです。
地元客にも人気なのは、1915年創業の老舗店「老样記」のひと口サイズの豚まんです。
メニューは豚まんのみですが、多い日には1日3,000個を売り上げることも。
神戸の観光スポット「北野エリア」
三宮の北側に位置する北野エリアには、外国人の旧宅が点在する異人館街があります。時間が止まっているかのようなレトロな洋館を巡ってみましょう。
風見鶏の館(2023年10月より工事のため長期休館中)
※現在は耐震改修工事のため2023年10月1日~2025年3月31日(仮予定)で長期休館中です
ドイツ人の貿易商トーマス氏の私邸として1909年頃に建てられました。
北のエリアで唯一のレンガで造られた外壁が印象的です。
館内の撮影は自由。
JR「三ノ宮駅」徒歩 約15分
営業時間…9:00〜18:00
入館料…500円
<公式HP>
萌黄の館
元アメリカ総領事のハンター・シャープ氏の邸宅として1903年に建てられました。1987年の修理時に可愛らしい薄緑カラーの外観になりました。ドラマや映画のロケ地としても知られています。
兵庫県神戸市中央区北野町3-10-11
JR「三ノ宮駅」徒歩 約15分
営業時間…9:30〜18:00
入館料…400円
うろこの家 展望ギャラリー
神戸で最初に公開された異人館。明治後期に旧居留地で建てられた外国人向けの高級住宅が大正時代にこの地に移築されたものといわれています。
天然石の外壁材がまるで魚のうろこに見えることから、うろこの家という愛称で親しまれています。
JR「三ノ宮駅」徒歩 約20分
営業時間…9:30〜18:00
入館料…1,050円
神戸観光まとめ
神戸は大阪や京都と共に、西日本の中心都市として発展してきました。
それぞれに独自の進化を遂げた文化や街並みが観光資源としても魅力を集めていますね。
次のお休みには、港町として栄え、今も異国情緒の面影を残す神戸の街をゆっくりと巡ってみるのはいかがでしょうか。