函館市は北海道南部に位置し、幕末には長崎・横浜とともに国際貿易港として開けた歴史ある港町です。
洋館や教会が立ち並び、異国情緒ある街並みを今に残しています。
美しい夜景スポット「函館山」や、幕末の箱館戦争の拠点となった幕末史の史跡「五稜郭」、港沿いにレトロな三角屋根が並ぶ「金森赤レンガ倉庫」など見どころがたくさんあります。
この記事では、函館の観光スポットと函館のおすすめグルメスポットについて紹介します。
※この記事は2022年8月時点執筆のものです。
昨今の物価高などの影響により値上げや一部施設が閉鎖している可能性があります。
訪れる場合は最新の情報をネットなどでお調べください。
函館観光のポイント
函館の玄関口「函館空港」へは、東京・大阪・名古屋・札幌などの各主要都市から直行便があります。
また、北海道新幹線「はやぶさ」が東京駅ー新函館北斗駅間を最短3時間57分で結んでいます。
市内には、路面電車(市電)が運行しています。
主要な観光スポットのあるエリア間の移動に利用できます。
お得な1日乗車券(大人600円)が販売されています。
スマホ版もあるので事前購入しておくとすぐに使えて便利です。
函館の観光スポット
昼は散策スポットを周り、夜は夜景を楽しんで温泉街で宿泊するのがモデルプランとしておすすめです。
函館を代表する観光スポットをまとめていきます。
金森赤レンガ倉庫
港沿いに並ぶレトロな三角屋根の赤レンガ倉庫群で、北海道や函館のお土産探しには欠かせないベイエリアの散策スポットです。
長崎県から移住してきた大分県出身の初代店主が1869年に函館市大町に開業した『金森森屋洋物店』が赤レンガ倉庫の始まりといわれています。
現在は1909年に建造された三角屋根の赤レンガ倉庫を利用してショッピングモールやミュージアム、レストランなどが営業しており、飽きることなく散策や買い物を楽しむことができます。
函館土産として大人気の「チーズオムレット」を販売する洋菓子店『ペイストリー スナッフルス』では試食ができ、ティールームが併設されているので休憩にもぴったりです。
電停「十字街」下車 徒歩 約5分
営業時間…9:30〜19:00(季節により異なる)
函館山
地上334mに位置する「函館山山頂展望台」からの夜景は、まるで宝石を散りばめたかのような幻想的な輝きを見せます。
函館屈指の人気観光スポットのため、日没直前になると混み合います。
日没の30分前からベストな場所を確保しましょう。
屋内施設も充実しており、売店ではオリジナルグッズが購入できます。
函館山の山頂へのアクセスは主に3通りありますが、山麓から山頂へ行くまでの道路は、一般車の夜間の通行は禁止されています。
そのため「函館山ロープウェイ」か「函館山登山バス」を利用するのが一般的です。
ロープウェイは山麓と山頂の高低差278.5mを約3分で結び、自然の景観も楽しめるため一番おすすめです。
ロープウェイ山麓駅からロープウェイで約3分
ロープウェイ営業時間…10:00〜22:00
ロープウェイ料金…大人往復1,500円
函館のグルメスポット
函館と言ったら「グルメ」ですね。
観光だけでなく、グルメ目的だけで行くのも十分ありです!
函館はイカやマグロといった新鮮な海鮮グルメや塩ラーメンが有名です。
函館のご当地ファストフード店「ラッキーピエロ」も併せて紹介します。
函館朝市
戦後間もない時期に、函館駅前広場で農家が野菜の立ち売りを行ったのが始まりの朝市です。
現在は4つの広い屋内市場に加えて、約250もの路面店が軒を連ねています。
函館朝市内には、どんぶり横丁として10軒ほどの食事処が併設されており、函館名物の海鮮丼目当てのお客さんたちでいつも賑わっています。
インパクト大で話題となったのが、「一花亭たびじ」の「活いか踊り丼」です。
さばかれたばかりの新鮮な活イカに醤油をかけると、まるでダンスをするかのようにクネクネと動きます。
朝市へ函館ならではのコリコリとした歯応えの活イカを味わいに行きましょう。
JR「函館駅」徒歩 約1分
営業時間…店舗により異なる
ラッキーピエロ
函館っ子から「ラッピ」として親しまれている人気のご当地ファストフード店です。全国ご当地バーガーグランプリにも輝いた実績もある函館のソウルフードが楽しめます。
人気No.1のチャイニーズチキンバーガー(418円)は、中華風の甘辛い味付けに仕上げた北海道産チキンの唐揚げをキアヌ入りバンズに挟んだボリューム満点のバーガーです。
サイドメニューは、ミートソース・ホワイトソース・チーズが乗った「ラキポテ」がよく合います。
メインメニューは、ハンバーガーだけではなくカレーライスもあり、店舗によってはオムライス・焼きそば・ハンバーグ・とんかつまで提供しています。
マグカップやエコバッグ・Tシャツなどオリジナルグッズも可愛いと人気なので、お土産としておすすめです。
金森赤レンガ倉庫のすぐ近くにも店舗があるため、ぜひランチに寄って堪能してみて下さいね。
函館観光まとめ
函館市は道南地方の中心地で、西洋文化をいち早く取り入れた港町として発展してきました。
函館山からの夜景は世界三大夜景のひとつに数えられ、ほかにもさまざまな見どころがあります。
北海道を代表する温泉「湯の川温泉」では、日常の喧騒から離れてゆったりと疲れを癒すことができます。
同じ北海道内でも、札幌からは約310kmの距離があり、車なら5時間程度かかります。
札幌と函館の間の列車「特急スーパー北斗」を利用しての所要時間は約3時間50分です。
北海道旅行の目的が函館観光の場合は、飛行機なら「函館空港」を、新幹線なら「新函館北斗駅」を旅の拠点とするのがおすすめです。