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本日9/8の19時ごろに「Dynamis One(ディナミス・ワン)」が手がけていた「プロジェクトKV」の開発中止が公式より発表されました。

ゲーム制作発表当時から「ブルアカと酷似している部分が多すぎる」という意見が多く、「本当にリリースできるのか」との心配の声も多かった本作ですが、最終的には上記公式画像の通り、「開発中止」となりました。
今回はこの騒動をまとめたいと思います。
【9/9追記】
①開発中止発表に伴い、「プロジェクトKV」公式HPが削除されています。
②「VKプロジェクト」なるものが始動したとネット上で発表。
以下参考記事。
そもそも本作発表前にブルアカで動きあり
まず大きく話題になったのは本作発表前のブルアカの動きでした。
通称「ピカおじ」こと「isakusan」氏がブルアカのストーリーを担当したのですが、この方が既にNEXONを退職していることが7月末に氏のX(旧:Twitter)で発表されたことが1つの要因だと考えています。
皆様お世話になっております。、isakusanです。
— isakusan (@isakusan1) 2024年7月26日
キム・ヨンハ統括Pさんから以前より様々な媒体で告知してくださっていたので、突然の話ではないかと思いますが、私はブルーアーカイブのシナリオディレクターから離れ、現在はネクソンゲームズからも退職している状態です。…
ブルアカのストーリーは客観的に見ても良く練られており、独特の世界観が受けているのは事実だと思います。
それゆえに中心人物の1人が抜けたことは、社内でも結構騒動になったことは想像に難くありません。
実際、中心人物が抜けることで、関連社員などが脱退することは珍しくありません。
韓国だけを見てもキンスレこと「キングスレイド」を作っていた「Vespa」でも会社経営が危うくなり、早期退職を募って関連社員が新たなプロジェクトを立ち上げることもありましたね。
日本を見ても同様の例は1990年代から今もなお大型プロジェクトにかかわっていた人が独立、移籍することは珍しくありません。
今回の「プロジェクトKV」が氏が主要因かどうかはわかりませんが、無関係ではないと推測しています。
ブルアカ関連担当者が関わった本作を見てみると…。炎上が勃発!
ゲームでは公式に4キャラが発表されていました。




ブルアカをプレイしている人なら、「あれ?これって酷似してね?」と思うでしょう。
①苗字が漢字+下の名前は片仮名から平仮名に
②ヘイローそっくりなものが頭上に浮かんでいる
流石にブルアカ目線を除外しても「著作権絡み」で法的にまずいと思われます。
これには「ブルアカユーザー」と「プロジェクトKV待ちユーザー」間で議論が勃発しました。
「似ているけど世界観が別」
「いや、どう考えてもパクリだろ」
といった感じにヒートアップして、開発初期段階でネット上で炎上しました。
様々な事情を考慮した結果、公式が「開発中止」を発表
当然ですが、ネット上の炎上は公式とて無視できません。
様々な表明が求められる中で、公式が選んだのは
開発中止
でした。
理由①:著作権的に問題がありすぎた
おそらくこれが主要因です。
表沙汰にはなっていませんが、ブルアカ開発・運営元(NEXON、Yostar)がこれを無視するわけがありません。
もし万が一リリースされてユーザーを奪われれば沽券に関わります。
開発段階で釘を刺す(法的に違法などの手段に出る)のが普通です。
おそらくですが、当事者同士で色々議論があったと推測できます。
結果として、裁判になるとすれば両者共に時間と費用がかかって損なだけと判断して
「開発中止にする代わりに裁判は起こさない」
とあったのではないかと考えています。
理由②:炎上が鎮静できない中でリリースは困難
今やネットの運動が会社を揺るがすことが珍しくない時代です。
炎上が鎮静させられない中で無理に開発、リリースしても大きな利益を上げられないとの判断もあったと思います。
今回の騒動の評価とまとめ
今回の騒動は色々物議を醸したものの、開発元がスピーディな判断をしたのは評価できます。
色々とグレーなところがある中で、続けるか、大事になる前に手を引くか難しい判断を迫られた中で、早期に中止をする決断は良かったかなと思います。
憶測の域ですが、このままリリースしても裁判沙汰になって大きな損失を被っていた可能性があるなら、全てのリソースを別のプロジェクトに割いた方が利益を産めたと思っています。
そういう意味でも英断だと思いました。