食事後に眠くなったり、疲れて眠くなることは誰でもあると思います。
食事後の眠気は血糖値の上昇、疲労による眠気は生物としての生体機能として正常な反応です。
しかし、何もしていないのに眠くなるのは「病気」の可能性があります。
毎日複数の睡眠薬(または向精神薬)を飲まないとまともに眠れない状態です。
今回はその「睡眠」について書き記します。
睡眠は非常に重要!
睡眠は人間の「三大欲求」の1つです。
食欲、睡眠欲、性欲が人間の三大欲求です。
性欲はともかくとして、食欲がなければ飢えますし、睡眠欲がなければ体力が回復しません。
睡眠時間はどれくらいがいい?
「人間は人生の1/3は寝ている」ということから、8時間が目安だと言われていますが、自分のかかりつけの診療内科の医師によると「6~7時間」がいいと言われました。
更に睡眠のサイクルを考えると、「1.5時間の倍数」が良いと言われていることから
・6時間
・7.5時間
のどちらかを目安に寝ると良いと考えられます。
良質の睡眠のためには何をすると良い?
これについては色々な方法があります。
自分なりにピックアップするなら以下の3つです。
寝る前の2~3時間前に夕食を済ませる
寝る前に食事を取ると胃腸が消化のために活発になって眠りにくくなります。
「食後は眠くなるからいいのでは?」と思いますが、その眠気は一時的なものです。
深くよく眠るためには完全に消化が終わる、少なくとも2時間前には食事を済ませておきましょう。
もちろん夕食後の完食もやめておきましょう。
湯船にぬるま湯に浸かる
体内の体温を上げることで睡眠の質が上がります。
熱い湯ではなく「40℃くらいのぬるま湯に半身浴で15分以上浸かる」のがベストです。
寝る前のスマホやPCは控える
スマホやPCのブルーライトは脳を活性化させるため、入眠しにくくなります。
少なくとも「1時間前の使用は控えるべき」です。
他にも飲酒や喫煙を控えるなども有効です。
起床後の習慣について
これも診療内科の医師に何回も言われていることですが、
①朝起きたら日光を浴びる
②朝食はしっかり取る(3食の内、最も朝食をしっかり取るのが有効とのこと)
この2つは重要です。
朝日を浴びる、朝食を取るというのは簡単に習慣づけられるのでまずはこれから始めてみてはいかがでしょうか。
1日のリズムが快適になります。
睡眠障害について
睡眠障害と言っても非常に複雑で、今なお研究が続けられています。
医学的にも薬学的にもそうそう簡単に完治させることは困難な病気です。
自分の場合は
①寝つきが悪い(入眠障害)
②途中で目が覚める(中途覚醒)
の2種類を同時に患っています。
入眠障害
「眠りたくてもなかなか眠れない症状」です。
心当たりはもちろんあります。
それは上記に挙げた「寝る直前までPCを触っている」のが原因の一端です。
ただ、これが大きな割合を占めているかというとそうではありません。
睡眠障害と診断を下される前からずっと寝る前にPCを触っていましたので。
自分なりの判断ですが、「心理負担」が大きい(明日の仕事を考えてしまう)のが原因と思っています。
中途覚醒
文字通り「深夜に急に目が覚める症状」です。
自分の場合は決まって「朝4時すぎ」にピッタリ目が覚めます。
平日は決まって仕事に出勤するため朝6時前に起きるのでこんな深夜に目が覚めるのは非常に苦痛です。
治療薬について
上記の症状を抑えるための薬は数多くあります。
患者の状態に応じて処方量を変える、組み合わせることで症状を改善させます。
ただし、所詮は「対症療法」です。
風邪と違って数日薬を飲めば治るものではありません。
大抵の人は何年も飲み続けないといけなくなるので厄介の病気と言えるでしょう。
まとめ
睡眠障害は一度発症するとそうそう治る病気ではありません。
心理状態による発症でなかなか治らないものが多く、一時的なものであっても治るまでは非常に苦痛を伴う病気です。
改善のためには上に挙げた「生活習慣の改善」が有効と言えます。
もし今睡眠障害に悩まされていない人でも上記の良い生活習慣をしていただければよいと思います。