Uber Eats
Wolt
様々なデリバリーサービスが今はありますね。
デリバリーサービス自体はずっと前からあるものですが、急躍進したのは2020年の「新型コロナウイルス」が要因です。
外出自粛により町から人が急激に減り、飲食店も自粛に追い込まれました。
いわゆる「巣ごもり需要」によってデリバリーサービスはバブルに湧いたわけです。
そんなデリバリーサービスについてみていきます。
デリバリーサービスの現状は?
いずれもまだまだ稼働中ですが、コロナが最も流行していた2020年~2021年に比べるとかなりの減収減益です。
特にUber Eatsは度重なるサービス改悪(宅配者の報酬引き下げ)で以前とは比べ物にならないほど稼げないと言われています。
一時期は「効率よくフル稼働すれば結構簡単に月収150万円以上はいく」なんて言われていましたが、今は無理です。
(高単価で1日中案件取ってフル稼働しても月100万円行く人は極々僅か)
競合他社の乗り入れ、物価高・賃金高騰、人数過多などなど様々な要因で1人当たりの報酬はぐっと下がりました。
そもそも宅配サービスは「隙間時間の副業」がコンセプトだったのに、メインでやっている人が多かったですね。
「スリコ問題」とは?
一時期話題になった「スリコ問題」はご存じでしょうか?
「スリコ」とは「スリーコインズ」の略、つまり「300円」のことを意味します。
これはデリバリーサービスの報酬案件が「300円のものばかり」になった問題です。
どれだけ遠くに走ってデリバリーしても300円しかもらえない案件ばかり表示された問題です。
背景として、「デリバリーは稼げる!」と聞いて急激に増えたため、人件費単価を抑えるための処遇だと思われます。
「これでは割に合わない」と多くの人が待遇改善を求めた問題です。
以前ほどひどくはなくなりましたが、今なお「スリコ案件」は残っているようです。
報酬格差は使う乗り物が大きい。他にも要因あり
宅配サービスは主に「バイク」か「自転車」が主流です。
当然ですが、バイクの方が効率よく回れるので報酬が高いです。
あとは「現金支払い可能」を設定しているかで変わるという話も聞きました。
現金支払いは宅配員にとって「お釣りのやり取りが面倒」と「現金支払い不可」にしている人がいますが、そうなると案件が減ってしまうそうです。
今後の宅配サービスの展望は?
コロナの影響で様々な宅配サービスができましたが、いずれいくつかは淘汰されると思っています。
そもそも物価高でただでさえ物自体の価格が高いのに、宅配サービスでサービス料を払ってまで食事をする人は減ってきています。
宅配サービスの利用者減少→運営サービスの改悪(人件費削減目的)→宅配員減少と負のループになると思います。
生き残れるのは、資金力のある企業のみでしょう。
Uberについてはタクシー業界にも乗り出しているので、単純なフードデリバリーだけではきついのが伺えます。