さて、昨日からホテルに滞在して一時の休養としています。
何を書くか迷っていましたが、歴代ポケモンのまとめを書こうと思います。
まずは初代についてまとめます。
ちなみにですが、自分は
初代:赤・緑・青・ピカチュウ
第2世代:金・銀・クリスタル
第4世代:ダイヤモンド・プラチナ、ハートゴールド・ソウルシルバー
第5世代:ホワイト、ブラック2
第6世代:Y、オメガルビー
第7世代:サン
をプレイ済みです。
第3世代までリーフグリーンを除く全てのソフトを手に入れてプレイしましたね。
以降はハードがDSからSwitchに移行したこともあり、プレイしておりません。
今でも元祖初代はゲームボーイでたまにプレイ(縛りプレイ)しています。
今なおよくできた良作品と感心しています。
初代(赤緑&青&ピカチュウバージョン)について
記念すべき第1作ですね。
ここから長いポケモンの歴史が始まりました。
赤緑バージョン
まず、初代ポケモンでは分類によりますが、元祖初代は「赤バージョンと緑バージョン」の2作が同時発売されました。
発売日は「1996年2月27日」です。
しかしながら、この発売日は何度も何度も延期を繰り返し、元々発売予定だったのは1992年だったとされています。
途中から「発売日未定」になるくらい延期を重ねたようです。
つまり4年ほど待たされたということですね。
30年近く前はPCは1人1台は当たり前でなく、ネット環境も当然今のように充実していなかったので、それほど荒れなかったようです。
しかし、度重なる延期では一部功を奏したとも考えられます。
今でこそ大容量のデータでゲームを作れますが、当時の携帯機は「ゲームボーイ」が主力でした。
当然据置機よりもカセットは小さいため、限られたデータでゲームを作らないといけません。
1992年から延期を重ね、4年もずれ込んだことにより、ゲームカセットに書き込める容量も増えて、最終的には「最大300匹まで実装も可能」とされたようです。
しかしながら実際に実装されたキャラは限定配布キャラのミュウを含めて151匹に収まりました。
特徴①
主人公がキャラ(ポケモン)を育て、最終的にリーグ制覇&図鑑完成を目指すゲームです。
まさに王道のRPGですね。
売れ行きについてですが、初週約23万本と当時の大ヒット作から比べるとやや物足りなかったとされています。
しかし、翌1997年メディアに取り上げられてからは爆発的なブームになり、世界一の売上を記録することになりました。
そうなのです。
1996年の発売年はそんなにブームにはならなかったのです。
後からメディアが「これは面白い作品だ」と評されて、爆発的なブームになった稀有な事例です。
以降、別バージョンやポケモンカードなどのメディアミックスと幅広く展開することになります。
そして、忘れてはならないのが「通信交換機能」です。
1つのバージョンでは「最大139匹」しか図鑑登録することができず、151匹の図鑑完成のためには、2ソフト+配布でゲットが必須となっています。
当時の携帯機・ゲームボーイは概ね7000~8000円程度だったと記憶しています。
子どもにとっては2台持ちなんてあり得ないですよね。
そのため、友達同士で別バージョンを買うというのが売り上げアップに功を奏しました。
加えて、必須なのが「通信ケーブル」です。
価格は1000~1500円位程度だったと思いますが、これが意外と持ってない人が多かったのですよね。
そのため、「通信ケーブルを持っている=神」とまで崇められた思い出です。
特徴②:現在と比べて仕様が大きく異なる、調整ミスもあり
ポケモンの数や技の種類は当然として、現在とは明確に大きく違う点がいくつかあります。
まず何と言っても、「とくこう」と「とくぼう」に分かれていなかった点ですね。
初代のみ「とくしゅ」という1つのパラメータに統一されていました。
そのため、「ドわすれ」は「とくしゅを2段階あげる」効果のため、攻撃面と防御面どちらも2段階上げられる技になっていました。
そして、かぜおこしがノーマル技だったり、第2世代以降修正が入った技もありますね。
きあいだめも一切効果のない技になっていました。
そしてジムバッジの効果がおかしい(ジムリーダーの台詞と効果が異なる)のも仕様でした。
この当時はいくらか調整が甘く、本当に今のポケモンの原形となったのは、第2世代(あく、はがねのタイプ追加)と第3世代(とくせいの追加)でしょうね。
この初代はまさにバランス調整のための基礎となりました。
青バージョンについて
青バージョンはもともと同時発売もされず、一般発売されたものではありませんでした。
当時は小学館の漫画雑誌「コロコロコミック」の限定通信販売でした。
通信発売日は「1996年10月15日」と約8か月遅れて通信販売されました。
ただ、この限定販売もあってか想定を大きく上回る発売量になったようです。
この限定青版の発売もポケモンブームに火をつけたと言えますね。
後に一般販売にもなるのですが、それはさらに3年後の「1999年10月10日」になります。
なんと、初代の作品が3年後に至るまで発売されるという異例の事態です。
特徴:赤緑と仕様に違いあり
赤緑バージョンと捕獲出現できるポケモンが異なります。
また、ポケモンのグラフィックや看板の形状が異なるなどの違いもあります。
特徴的なのが「ゴルバット」のグラフィックですね。
概ね、赤緑バージョンよりもグラフィックが良いとされている中、なぜかゴルバットのグラフィックが異様なのですよね…
どうしてこうなった…
ピカチュウバージョンについて
元々ピカチュウバージョンは開発の予定にはありませんでした。
この作品が作られたのは、「ピカチュウの人気」と、後継作の「金銀バージョンの開発の遅れ」が要因とされています。
発売日は「1998年9月12日」です。
これを見て不思議に思った人もいるでしょうが、なんと青版の方がさらに1年後に発売されているのです。
これが如何に珍しい事例かよく分かります。
特徴①:最初のポケモンはピカチュウ固定
最初に選ぶポケモンは以降の後継作でも基本は3種類から選ぶことになる中、「強制的にピカチュウ」が最初のポケモンになります。
このピカチュウは1番道路でオーキド博士が捕まえたばかりのピカチュウです。
なお、このピカチュウのボイスは元祖アニメピカチュウの声優である「大谷育江さん」の取り卸しです。
ライバルのポケモンは基本、時分と相性の悪いポケモンになるのですが、ライバルは「イーブイ」を選びます。
以降、イーブイは3種類に進化するのですが、以下の戦闘の勝敗で進化先が決まります。
①最初の戦闘で勝利+22番道路の戦闘で勝利→サンダース
②最初の戦闘で勝利+22番道路の戦闘で敗北or戦闘をしない→ブースター
③最初の戦闘で敗北→シャワーズ
当時の多くの人はブースターになったでしょうね。
最初の戦闘で勝利して、22番道路の戦闘をスルーした人が多いためだと思います。
逆にシャワーズになった人は少なめでしょうかね。
特徴②:連れ歩き機能の初実装
今でこそ当たり前の仕様ですが、初めて「ポケモンの連れ歩き」が実装されました。
ピカチュウ限定ですが、主人公の後ろをついていきます。
なお、瀕死になったり、ボックスに預けたり、ライチュウに進化させた場合(基本1ソフトでは進化不可に設定されています)は連れ歩き不可です。
特徴③:出現ポケモンやジムリーダーのポケモンが大きく異なる
赤緑、青バージョンと出現するポケモンがガラリと変わります。
なんと序盤のトキワの森で低確率ですがピジョンが出現するという仕様です。
代わりに、ピカチュウは一切出現しません。
また、ポケモンのグラフィックや、タケシが服を着たりなど、ジムリーダーのポケモンがガラリと変わる(基本的にピカチュウバージョンはレベルが高め)など大きな違いがあります。
何故かエリカはウツドン、モンジャラ、クサイハナと進化前である唯一弱体化の謎仕様
キョウは、コンパン3体とモルフォンとドガース系統を一切使わない
ナツメはLv.50のケーシィ、ユンゲラー、フーディンとハイレベルになっています
後は、波乗りピカチュウもここが初登場ですね。
セキチクシティ下の民家で写真が取れた覚えがあります。
特徴④:難易度は他と比べて高め
仕様上仕方がないのですが、最初のジムであるニビジムのタケシをピカチュウ1体のみでなら倒すのが困難です。
当然、でんきタイプの技は無効、覚える技はたたきつけるやでんこうせっかなどノーマル技中心で半減されるという中々に鬼畜な設定です。
まとめ
当時タイムリーにプレイしたので(とはいっても金銀発売前からプレイなので発売当初からというわけではありませんが)、よく覚えています。
全てはここから始まった、原点にして頂点とも言われますね(初代がリメイク版の多さで一番多いです)。
今からやるならSwitch版のLPLEになるでしょうが、初代はその制限(ポケモンの数や技の種類、タイプの少なさ)などで、今では味わえないものがあります。
未だにバグの多さから研究を続けている人もいますし、今ならバグもほぼ大方出そろって、ネットでいくらでも探せるのでバグプレイで楽しむという手もあります。
ソフト自体は中古ソフト屋に行けば1円や10円で投げ売りされていることでしょう。
(10数年前では10円で見かけたことがあります)
今でも十分に楽しめる元祖初代をプレイしてみてはいかがでしょうか。