ゲームとCADで趣味全開!

ゲームの世界をCADで現実にする。3Dモデルを作るのが得意です。他にゲームとしてブルアカやディスガイアシリーズの攻略などを書いています。

各世代のポケモンについて②【第2世代(金銀&クリスタルバージョン)】

今でも元祖初代はゲームボーイでたまにプレイ(縛りプレイ)しています。

今なおよくできた良作品と感心しています。

 

 

 

 

第2世代(金銀&クリスタル)について

金銀バージョンはポケモン初のカラー作品になります。

金銀バージョンはゲームボーイカラーでプレイでき、モノクロのゲームボーイでもプレイ可能です。

クリスタルバージョンはゲームボーイカラー専用のソフトです。

 

 

金銀バージョンについて

上記の通り、ポケモン史上初のカラー作品になります。

発売日は「1999年11月21日」になります。

この作品は途中発売延期もあり、その間に穴を埋めるような形で「ピカチュウバージョン」が1998年に発売されました。

 

utane-channel.hatenablog.com

 

 

今日は何の日?】『ポケットモンスター 金・銀』が発売された日(11月21日)。ジョウト地方を舞台にホウオウ、ルギアなど新たな『ポケモン』が登場するシリーズ第2弾(電ファミニコゲーマー)  - Yahoo!ニュース

 

 

小ネタになるか分かりませんが、「初代発売から3年後」というのは、ゲーム内でも現実世界でも一致している設定です。

 

舞台は、ジョウト地方近畿地方を中心として東海地方も一部含む)となっています。

 

 

特徴①:ドット絵が驚くべき進化!

何と言ってもカラーというだけでなく、ドット絵が非常に進化しました。

初代は相手のポケモンのドット絵はともかく、自分のポケモンのドット絵はあまりよくありませんでした。

フシギバナなんて後ろ姿では非常に分かりにくかったですからね。

それが初代発売から3年以上経ち、驚くべき進化を遂げました。

 

これが初代のフシギバナの後ろ姿です。

 

 

本当、初見では分からないですよね…

 

 

それが金銀のカラーバージョンではこうなりました。

 

 

とても同じポケモンとは思えない進化っぷりです!

 

 

特徴②:ポケモンの性別の追加&色違いも初登場

第2世代より、初めてポケモンの性別が追加されました。

初代のニドランについては、性別の言及はあるものの、それが対戦に影響したりするなどの要素は一切ありませんでした。

第2世代より、「メロメロ」といった性別の影響を受ける技が登場するなど、より育成要素や大戦要素に深みが増しました。

 

また、色違いもこの第2世代からの要素ですね。

強制イベントで「あかいギャラドス」と遭遇することが可能です。

 

ちなみに、当時のプレイで偶然ですが、「金色のポッポ♀」と遭遇して捕獲しましたね。

その前に、色違いコイルも捕まえました。

当時のプレイでは強制イベントの赤いギャラドス以外では色違いポケモンは上記2種類のみしか捕まえられませんでした。

(別に狙っていたわけではありませんので)

 

 

特徴③:ポケモンのタイプ追加および変更

この第2世代になってポケモンのタイプ追加がありました。

それは「あくタイプ」と「はがねタイプ」の2種類です。

 

あくタイプは

ヤミカラス

ブラッキー

デルビル、ヘルガー

ニューラ

バンギラス

の計6種類です。

 

はがねタイプは

コイル、レアコイルでんきタイプにはがねタイプを新規追加)

ハガネール

フォレトス

ハッサム

エアームド

の計6種類です。

 

新タイプの追加により、初代では「エスパー最強」と言われていた状況に嚆矢を打ち込まれた形です。

エスパータイプの攻撃技はあくタイプには無効、はがねタイプには効果はいまひとつとなっています。

以降、2013年の「第6世代(X・Y)」のフェアリータイプ追加に至るまでの約14年間、タイプ追加はされませんでした。

 

 

特徴④:伝説のポケモンについて言及される

今でこそ伝説のポケモンはストーリー上言及されて当たり前ですが、初代では伝説の三鳥には一切言及はありませんでした。

(ただし、望遠鏡でフリーザーの姿を見ることは可能。見れるという言及は一切なし)

 

伝説のポケモンに会うために必須なアイテムももらえますし、この第2世代でイベント(とはいっても、金銀では会わなくてもストーリーは進められますが)の1つになりました。

 

 

特徴⑤:伝説のポケモンが世界のマップを移動する

この伝説のポケモンがマップ移動し、ランダム遭遇となるのも金銀が初のシステムです。

なかなか遭遇せずに苦労した人もいれば、意識せず遭遇して驚いた人、すぐに逃げて捕獲に苦労したなど様々な人がいるでしょう。

 

 

特徴⑥:ポケルスも初実装

育成の最果ての1つである「ポケルス」ですが、この金銀から初実装です。

個体値努力値こそ初代からあったのですが、このポケルスの実装で、対戦ではより重要な要素となりました。

6V+ポケルスなんてもはややり込みの最果ての域ですね。

 

 

特徴⑦:以前の世代と通信交換可能

これまた今では当たり前の要素ですが、マサキが開発した「タイプカプセル」という機能で、初代と通信交換が可能になりました。

エンジュシティのイベントでその機能ができたと言及されます。

 

 

特徴⑧:赤外線通信でおくりものが貰える

ゲームボーイカラー限定になりますが、赤外線通信機能で「ふしぎなおくりもの」がもらえます。

これは消費アイテムが手に入る他に、主人公の家の模様替えグッズも入手可能でした。

当時はヒトカゲのぬいぐるみやカビゴンの巨大なぬいぐるみをゲットしようと頑張りましたね。

1日の受け取り回数は「最大5回まで。かつ同じ相手とは1日1回まででしかおくりものはできない」と制限されているので、なかなか思うように集めることができませんでした。

 

他にも「ふしぎなおくりもの」を贈ってくれた「最後の」相手とは、カントー地方トキワシティの地下1階でバトルが可能になります。

(手持ちポケモンは通信した時の手持ち状態を反映します)

新たに通信すればまた新たな相手と戦えます。

 

 

まさに盛りだくさんの要素です。

戦略性の増加や、当時の赤外線機能もしっかり使った、現在のポケモンの基礎に大きく影響を及ぼした作品です。

 

 

 

クリスタルバージョンについて

金銀から約1年後の「2000年12月14日」に「クリスタルバージョン」が発売されました。

基本システムは金銀バージョンと変わりませんが、色々と追加要素があります。

なお、金銀バージョンではゲームボーイポケット(白黒ゲームボーイ)対応でしたが、クリスタルバージョンでは「ゲームボーイカラー専用」となっています。

そのため、ゲームボーイに差し込んでも起動させることができませんでした。

 

 

 

特徴①:初の女の子主人公!

これには感動した人も多いのではないでしょうか。

このクリスタルバージョンで初めて女の子主人公が採用されました。

 

ポケモン公式サイト(https://www.pokemon.co.jp/ex/VCCR/171214_01/)より引用


もちろん発売当時のプレイでは最初は迷うことなく女の子主人公でやりましたよ。

いやぁ本当に画期的でした。

 

 

特徴②:マップ切り替わり時に、町や道路が画面下に表示される

これも今では当たり前の要素ですが、このクリスタルバージョンにて初めてマップ名や道路名が表示されるようになりました。

 

 

特徴③:モバイルアダプタGB 機能の追加

これはなかなか利用した人は少ない方だと思いますが、当時の携帯電話との連携機能が追加されました。

コガネシティのポケモンセンターがやたらとでかくなり、専用のダウンロードコンテンツがダウンロードできるようになりました。

今でこそネットで配布コンテンツを受け取れるのは当たり前ですが、この当時は非常に貴重であり、アダプタと計単電話が必須、電話料金も別途かかるとなかなかお高い設定でした。

 

ちなみに幻のポケモンセレビィ」に遭うためにはこの「モバイルアダプタGB」が必須でした

現在のVC(バーチャルコンソール)版では、殿堂入りさえすれば遭えることになっています・

(そもそもモバイルアダプタGBは2002年にサービス終了しているため)

 

他にも、

・携帯電話の通信を介して、遠く離れたプレイヤーと通信が可能

・対戦施設「バトルタワー」を利用可能

などといった、当時としては画期的な機能ができました。

残念ながら、当時の自分は家族にも携帯電話がなく、これらの機能は利用することは叶いませんでした…

 

これらの機能は今となっては標準要素となっているので、まさに元祖「遠距離でつながる機能」の試金石となったわけです。

 

 

特徴④:ポケモンにモーションが追加

自分がポケモンを出した時や、相手がポケモンを出した時、野生ポケモンとの遭遇時にポケモンがモーション取るようになりました。

動きを付けるというのは当時では画期的でしたね。

 

 

特徴⑤:スイクンが重要イベント要素に!

クリスタルバージョンではスイクンに焦点を当ててストーリーが展開されます。

もちろん、ガラリとストーリーが変わったわけではありませんが、要所要所のイベントでスイクンが登場します。

それに伴い、スイクンを追い続けるトレーナーの「ミナキ」というキャラも登場します。

このスイクンのイベントは不可避で、必ずスイクンと対峙して戦闘となります(捕獲可能)。

 

 

特徴⑥:「おしえわざ」の初登場

今ではNPCから特殊な技を教えてもらうなんて当たり前ですが、このクリスタルバージョンが初実装です。

 

 

特徴⑦:ポケモンの捕まえた場所やレベルがステータス画面から閲覧可能に

金銀ではまだ未実装でしたが、クリスタルバージョンで実装されました。

タイムカプセルで初代から連れてきたポケモンは「つうしんこうかんでであった」と書かれていたかと思いますね。

(記憶が曖昧ですが「とおいばしょ」は第3世代だったかもしれませんね。他にも「ときをこえてであった」なんて表記も覚えがあります。またGBを起動して確認しておきます)

 

 

余談

金銀バージョンはハートゴールドソウルシルバーHGSS)でリメイクがされているのですが、クリスタルバージョンは未だリメイクはされていません。

(VC版はリメイクではありません。一部のモバイル通信機能を除けばストーリーや仕様などは全て発売当時のままです)

個人の思いとしては、クリスタルバージョンもリメイクしてほしいですね。

女の子主人公であるクリス(女の子主人公のデフォルト名)で、今の仕様でフィールドを駆け巡りたいです。

もし発売されれば、ハードと一緒に買う予定です。

 

 

 

まとめ

この第2世代こそが、現在のポケモンの基盤を大きく固めることになりましたね。

通信機能や、タイプの追加や性別追加による育成要素/対戦要素の戦略性追加、伝説のポケモンの重要性など本当に奥深かったです。

ストーリーについても、新地方であるジョウト地方に加えて、初代のカントー地方もプレイできたりと、ボリュームも非常に満足できるものとなっていました。

 

この第2世代には非常に重要な「とくせい」はまだありません。

そのため、ゴースなどに地面タイプの技は有効です(第2世代未プレイの方は結構知らない人も多いです)。

 

次回は第3世代であるルビー・サファイア&エメラルドを紹介します。

(同じく第3世代に分類される、ファイアレッドリーフグリーンは別で紹介します)