前回は、2009年KOTY大賞受賞作の初代(無印)PSP版を紹介させていただきました。
戦国シミュレーションというジャンルとパッケージに釣られてリアルタイムで苦痛を強いられつつも、クリアまでこじつけた猛者の1人です。
それでも悪食なのか、2作目の戦極姫2もプレイしました。
こちらはKOTY受賞作ではなく、当時リアルタイムでプレイしていましたがずいぶん改善されています。
【戦極姫プレイ済み作品】
1、2、3、4,5、7
戦極姫2(PSP版)について
何と言っても、1とは比べ物にならない進化ですね。
鍋島直茂や村上義清などをはじめとして、新規ユニーク武将の追加や、システム周りの改善がされました。
不具合やバグ、システム面について
Null武将バグなどは軒並み排除されて、アドベンチャーパート・シミュレーションパートともにやりやすくなりましたね。
後述しますが、乱数要素はあります。
というより、全シリーズ乱数があるので、これは問題ではありません。
敢えて問題というなら、「乱数調整しないと優秀武将が切腹してしまい配下に加えられない」点ですね。
この時代には後のシリーズで実装された「武将の切腹の有無」はありません。
この乱数調整にはかなり苦労させられました。
一番最初にプレイしたのは上杉家
2で最初にプレイしたのは、1で天下統一を成し遂げた「上杉家」です。
結局シリーズ全般に言えるのですが、「天下統一をするなら初期領地の周りに強敵がおらず、侵攻しやすい大名を選ぶのが一番」なのですよね。
後のシリーズでは地方統一で終わる場合もあるので一概にやりやすい大名はこれ、というのはありませんが、概ね初期領土が端にある上杉家、島津家、伊達家はやりやすいです。
(特に島津家はシリーズ全体でも見て、どのシリーズでもやりやすい難易度です)
逆に、毛利家や織田家は周囲がかなり面倒な状況ですので、最初にやるのはお勧めしにくいです(ただし、地方統一で終わる作品もあるので作品にもよります)。
記憶では90ターン程度で天下統一クリア
1での経験をそのまま活かせたこともあり、サラリと天下統一できました。
それでも乱数調整などはしたので50時間以上はやったと思います。
ただ、バグが大幅に減ったのが最も良かった点ですね。
次いで、織田家や武田家でも天下統一クリア
1作目ではあまりのバグと面倒さに最初にプレイするも匙を投げた織田家ですが、こちらでも天下統一までやりました。
とにかく、優秀な武将は引き抜き(序盤から終盤まで)、兵数が多い武将も引き抜き(兵数3000あたりが増えてくる中盤から終盤まで)で凌ぎ、織田家は東海で今川や武田といった巨大勢力が多いので同盟も駆使(切られたら乱数調整で切られないようにする。切られてもいいときは侵攻する)といった「結局乱数ゲー」になりましたが、クリアしました。
武田家でも同じことで、当主をはじめとした四天王などの優秀な面々がいるのでやることは織田と変わりありません。
織田と同盟を結んで信濃から越後へと侵攻し、北上してから南下すればあとは作業ゲーです。
まとめ
最初に書いたように、前作初代とは比べ物になりません。
1をプレイ済みなら、2はかなりサクサク進められることでしょう。
1がこの出来で発売され、スタートダッシュに失敗していなかったら良作と言われていただけに、1が空前絶後のW大賞受賞となってしまったのが本当に残念です。
2には当然PC版もありますが、「新装版」も出ており、後継作3のシステムを逆輸入(装備が実装され、より戦略性の増したもの)するというものもあります。
惜しむらくは、今作PSP版の正面を飾る「柿崎景家」が2のみのイラストで、以降の作品ではモブ武将になり果てることがあるなど使い切りだったのは残念ですね。
まあ、このシリーズでは毎度同じ武将でも顔が変わったり、いきなりモブに降格などは珍しくはないのですが。
次回はさらに改善が重ねられ、ようやく安定した3をはじめ、シリーズ最高傑作と名高い5までの、「戦国姫3~5」を一気に紹介します。