ゲームとCADで趣味全開!

ゲームの世界をCADで現実にする。3Dモデルを作るのが得意です。他にゲームとしてブルアカやディスガイアシリーズの攻略などを書いています。

【2025大阪万博】開催まであと300日を切った大阪万博は成功するのか?【裏に潜む悪い事情】

2025年大阪万博は2025年4月13日~10月13日です。

既に開幕まで300日を切っている中、問題が山積みです。

特に目玉のパビリオンはまだまだ建設が進んでおらず、更地が目立っています。

 

今回は万博の問題点を掻い摘んで紹介します。

 

 

大阪万博公式HPより引用

 

 

【追記】

2024年7月17日:大阪府の吉村知事が「赤字の負担先は決まっていない」、「子ども専用列車を作る構想がある」と発言したことを追記

 

 

 

 

夢洲という土地問題

 

土地環境の問題

万博の会場である人工島の夢洲(ゆめしま)は、埋め立て地です。

つまり、廃棄物がすぐ下にあって地盤が脆く、加えて廃棄物などから生成されるメタンガスが分かっているだけで「76箇所」から基準値を超えて噴出していることが話題になっています。

メタンガスは引火性を持つので何度も報道されている通り、爆発事故の原因になります。

 

メタンガスだけでなく、温泉で独特の匂いを持つ「硫化水素」も問題になっています。

吸入しすぎると最悪の場合は死に至る可能性もあります。

 

さらに同じく刺されると最悪の場合は死に至る可能性もある猛毒を持つ「殺人アリ」こと「ヒアリが分かっている数だけで550匹も見つかっています。

 

 

アクセスの問題

万博会場までのアクセスにも問題があります。

基本的に埋め立ての人工島が会場となるため、行くためには

シャトルバス

・地下鉄

に限られています。

自家用車などで会場に行くことはできません。

 

平日ならまだしも、GWやお盆休みなどの夏休みの期間中は混雑間違いなしでしょう。

 

 

 

既に撤退国も…

万博まで既に300日を切っていて、未だに建設業者すら決まっていない国も多くあります。

加えて物資や陣形費の高騰で「間に合わない、割に合わない」と考えている国は多いことでしょう。

 

既に見切りをつけて撤退を正式に表明した国もあります。

 

6/20の時点で

ロシア

メキシコ

アルゼンチン

の3ヶ国が撤退を表明しています(他にも地域としてニウエなども撤退表あり)。

 

一方で、カリブ島の島国であるバルバドスや、アフリカのシエラレオネが新たに参加表明を出しています。

 

 

 

木製リングには批判続出

「万博の目玉」と何度も吉村知事が念を押している「木製リング」ですが、は製作費用は「350億円」とされています。

 

しかもこの木製リングはこの万博のためだけに作られて、閉幕後は解体されます。

 

それでは「単なる物資や税金の使い捨て」と批判されるのは想定済みだったので、「再利用」を掲げています。

 

しかし、6月時点では再利用の見込みが立っているのは「1/4未満の6000㎥」にとどまっています。

もし再利用の引き取り手が出てこなければ廃棄処分になるでしょう。

 

 

 

万博内の買い物などには専用の電子マネーが…

万博の新しい試みとして、会場内の決済には「ミャクペ!」というものが導入されます。

クレジットカードや銀行口座から入金でき、使用可能としています。

 

しかし問題は、「万博閉幕後の残高」です。

もし端数が残ったりした場合は「使用不可能なまま残り続ける」=「掛け捨て」になる懸念も出ています。

 

 

 

チケットの売り上げは伸びず…

万博入場券の売り上げ枚数も伸び悩んでいます。

あまりに伸び悩んでいるのか、当初は「電子チケット」のみだったのに対し(しかも入場日指定の予約制)、「いつでも入場でき、紙媒体チケット」も売り出しました。

 

「老人でも買いやすいように」と謳っていますが、実態は「予定より売れていないので販路を増やす」というのが本音でしょう。

 

 

 

2024年7月15日のモーニングショーで「赤字の負担先は決まっていない」と発言

7月15日の「羽鳥慎一モーニングショー」に出演した吉村知事は「収支が決まっていない段階なので、(赤字の負担先は)まだ決まっていない」と発言しました。

 

一企業なら赤字になった場合のリスクも考えて動くのが当然ですが、万博については税金で賄われているので採算度外視で動いているのが明白になりました。

 

またここで「赤字は出ない」と言い切れない点も問題です。

経済効果は2兆円以上と何度も高らかに言っていますが、今まで何度も赤字になった場合については「そこは今は考えるところじゃない」とはぐらかしてきましたが、ついに歯切れが悪くなってきました。

 

 

 

2024年7月17日の万博推進特別委員会で「子ども専用電車」を検討していると発言

夢洲に行くための大阪メトロ中央線は主要駅を結び、混雑率はかなりの路線です。

ピーク時には乗車率140%にも上る線です。

そこに、「列車そのものが、子どもが万博に行くためだけの列車になる」と大阪メトロに増便などを含めて検討するよう指示したと報道されました。

 

ただでさえ、大阪メトロの主要線(御堂筋線など)は過密ダイヤなのに、子ども専用電車を作ると載れない人がホームにごった返します。

 

外国人観光客も大きなスーツケースを持ってくるでしょうし、ホームは更にひどいことになるでしょう。

 

その点を考えて発言したのでしょうか?

空想では実現は難しいです。

 

 

 

まとめ:このままでは大阪万博は失敗する

パビリオンの建設は進まず、チケットも伸び悩み、撤退した国の場所は「芝生の広場」こと休憩所になる…

このままでは間違いなく失敗でしょう。

 

しかし、大阪としては「失敗しても別に構わない」と考えていると思っています。

本来(本当)の目的は「カジノ(IR)の地盤作り」だからでしょう。

 

最初から「カジノの場所づくり」というと間違いなく反対派多数で推進できないでしょう。

しかし、万博を名目に土地を作り、「跡地を効率的に利用」とすれば推進しやすいのです。

しかも万博にかかる費用は国や大阪府市、経済界で三分担です。

つまり土地作りの費用も三分担でできるわけです。

 

いずれにしても負担は国民に乗っかかってくるのは変わりありません。

東京五輪の再来です…