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いきなりですが、ちょっと趣向を変えて「自分オリジナルの3Dモデル」を制作してみようと思います。
今までは「既にあるものを再現する二次創作」でしたが、それのみではどうも面白みが欠ける、個性が出せないと思ったからです。
どうせやってみるなら、好きなものをオリジナルで作ってみたいと急に思い立ちました。
作るモデルですが、以前に「銃の跳弾」の記事を書きました。
別にガンマニアなわけでもなければ、モデルガンも買ったことが無し、当然海外に行って銃を試射した経験も一切ありません。
ただ単に銃を眺めて「格好いいなあ」とか、アニメを見て「華麗に撃ち抜く姿はロマンだなあ」と思っているくらいです。
そんなわけで、制作するモデルは「拳銃」に決めました。
とは言っても、既にある拳銃を3Dモデルで作るだけではまた「真似事止まり」です。
ここに自分の想像やアレンジを加えて「オリジナルのもの」を作ろうと思います。
制作する3Dモデルは拳銃とナイフの融合モデル
いつも通り結論から言いますが、「拳銃と刀剣類の融合モデル」は存在します。
実在するもので言えば「銃剣」になりますね。
現在でも各国の軍が所持しています。
さらに小型でいえば「拳銃とナイフ」の合わせものですが、これも実在します。
ただし、実用性が銃剣に劣る(射程など)ことから、銃剣ほどメジャーではありません。
ちょっと調べてみたら19世紀にはすでに考案されていたようですね。
名称で言えば、「ガンナイフ」といったところでしょうか。
そんなガンナイフですが、ネットで調べてみてもデザインは多種多様あります。
ならば自分も「オリジナルロマン武器」を作ってみようと思いました。
制作にあたっては「拳銃ナイフ」の名の通り
・拳銃
・ナイフ
の2つを作り組み合わせる必要があります。
まずはそれぞれベースとなるものを作る必要があります。
拳銃のベースモデル
個人的に好きな拳銃(というよりあまり銃に詳しくなくて最初に見て良さそうと思ったもの)として「コルトパイソン」をベースモデルとして採用しました。
一口に「コルトパイソン」と言っても口径などでモデルは何種類もあるようですが、機構はほぼ変わりません。
そもそも拳銃(正確には回転式拳銃)自体が
①引き金を引く
②撃鉄が動く
③銃弾を発射される
④③の銃弾の発射と同時にシリンダー(弾倉)が回転する
という流れに変わりはありません。
なので別にコルトパイソンにこだわる必要はないわけですね。
<コルトパイソン.357モデル>
拳銃のモデルの作り方
さて、肝心のモデルの作り方ですが「1つのモデルとして作りません」。
砲身やシリンダー、グリップといったパーツごとに分割してモデリングをします。
とはいえ、バネなどの内部機構部品を1つ1つ作る気は毛頭ありません。
そんなところまでモデリングしても意味はないですし、そもそも「単純な見世物」として作るわけですからね。
金属3Dプリンターで出力して試し撃ちなんてする気は一切ありませんし、そもそもそこまで精巧なものを作れない、たとえ作れたとしても寸法公差と組立の関係上、3Dプリンターの精度では実銃を作れない現実があります。
弾をしっかり直線で飛ばすには非常に精度が必要で、一般家庭用3Dプリンターでは到底出せない精度です。
そもそも樹脂プリンターで銃を作って撃てたとしても暴発の危険がありリスクが高すぎです。
いつぞやのニュースで、3Dプリンターで銃を作って警察に捕まったという例を見たことがありますが(日本か海外かも覚えていませんが、調べたら出てくると思います)。
そういう理由から外観に関わる最低限のパーツに分割して作ることに決めました。
まだ考案の段階ですが、概ね3~6くらいのパーツで作ろうと思います。
あまり多くしてもアセンブリが面倒ですし、繰り返しになりますが「外観がきっちりできていればそれで良い」ですからね。
<砲身と弾倉部分を取り除いた図の例>
まあちょっと調べただけでも「あ、これモデリング大変だわ」と実感しますね。
最初に拳銃を考案して、更に作った加工メーカーも大したものだと思います。
分解図を見たら、撃鉄と引き金の機構は単純なように見えて中々よく考えられた構造です。
<ネットで出てきたある拳銃の分解図>
これは一例ですが、大体の拳銃はこんな構造になっていることでしょう。
上記の通り引き金を引いて撃鉄が銃弾に当たって飛ばすのは全て共通ですからね。
バネ機構式であることは容易に想像できました。
量産に当たって複雑すぎず、かと言って単純すぎずといったよい塩梅に仕上げられていると思いましたね。
これは単なる技術者としての一感想ですが。
前日の記事にも書いたように、そう簡単にはモデリングをさせてくれそうにはありません。
独自モデリングを作ろうと思った本当のきっかけ
一番最後に書くことにしましたが、この拳銃ナイフ(ガンナイフ)のモデリング制作の最大のきっかけは日本ファルコムから発売されている「軌跡シリーズ」の1つ「閃の軌跡」のキャラクターである「フィー・クラウゼル」からです。
ただこれだけが理由ではなく、ハンターハンターに登場する「ベンズナイフ」もきっかけの1つです。
残念ながら、大学の研究や就職活動、現在の仕事の関係などリアルの都合上、閃の軌跡未プレイです。
空の軌跡については何百時間とやったわけですが、閃の軌跡からはプレイができていない現状です。
そんなわけで、キャラの素性などもほぼ知りませんし、ネタバレを見たくないので調べてもいません。
ただ、キャラ画像だけを知っているくらいです。
なーんか、キャラ画像を見ていると寡黙なキャラな感じがしますね。
大体、銃を使うキャラはやたらと明るいキャラか、寡黙なキャラの両極端になることが多いイメージです。
ちなみに、この武器について一言。
言葉は悪いですが、これはゲームの世界だからこそ実用的かつ強力なものなっており、現実では到底無理のある代物です。
銃とナイフを別々に持つならともかく、2つを組み合わせたものは実用的とは思えません。
弾が切れれば単なる重いナイフになりますし、銃弾の装填中はナイフとしても使えないことになりますからね。
まあ軌跡シリーズは「導力」という独自のエネルギーがあるので現実と比較するのはお門違いです。
モデリング完成までについて
本来のポケモン3Dモデル制作もあるので、行き詰ったときなどの合間に制作を考えています。
そう易々とモデリングできるものではなく、オリジナル品であることから1からデザインを考えないといけないため、かなりの時間を要します。
そのため、いつ完成するかは分かりません。
来年か、はたまたもっと先かも判然としません。
地道にゆっくりと気ままにやりたいと思います。