ゲームとCADで趣味全開!

ゲームの世界をCADで現実にする。3Dモデルを作るのが得意です。他にゲームとしてプリコネやディスガイアシリーズの攻略などを書いています。

【ポケモンと妖怪ウォッチ】妖怪ウォッチはオワコンとなったのか?【第2のポケモンにはなれず】

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皆さんは「妖怪ウォッチ」をご存じでしょうか?

多くの人は「ゲームやアニメは見たりなどしていなくても名前は聞いたことがある」と思います。

2014年にアニメ放映をして以来、キャラのユニーク性などから子どもを中心に大ブームを巻き起こし、「第2のポケモンになる」とも言われ、「ポケモンを超える」との声もありました。

 

しかし、最近はめっきり話題に上がってきません。

現在の「妖怪ウォッチ」について考察してみます。

 

 

 

 

 

妖怪ウォッチのブームは過ぎた

結論から言いますと、「ブームは完全に過ぎました」。

今のご時世、情報技術は発達し、次から次へと凄まじい速さでゲームが開発されます。

そしてスマホアプリは日々リリースされ、ブームも広告でいくらでも操作できます。

 

2014年にブームが来てから早10年。

この間に何がありましたか?

 

 

2014年からの世間の動向

一大コンテンツで言えば「鬼滅の刃」、他にも「ジョジョの奇妙な冒険」、時事事件で言えばコロナやウクライナ戦争など色々ありましたね。

ポケモンでも2016年に「サン・ムーン」、2018年に「LPLE」や2019年に「ソード・シールド」、2022年には「SV」が出ました。

アプリでも位置情報アプリで「ポケモンGO」が出されて、今なお非常に根強い人気があります。

 

特に「鬼滅の刃」の影響があまりに大きすぎるものでした。

映画の興行収入は絶大で、他のリガの興行収入とは比べ物にならないレベルの売上を叩き出しました。

 

 

妖怪ウォッチの動向

一歩で妖怪ウォッチはどうでしょうか?

一大ブームを巻き起こして以降、特に大きな事件が起こりました。

それは「メダル事件」です。

あまりの人気に生産が追いつかなくなり、高額転売が相次いで、増産をしてもこぞって転売屋の餌食になりました。

入手できない子どもは次第に熱が冷めてブームは鎮火することになりました。

 

 

アニメの方針転下院で完全失敗

大失敗となったのがアニメ「妖怪ウォッチ シャドウサイド」です。

アニメでも当時の子どもの成長を意識してか小学校高学年から中学生に変更し、見る人からすれば違和感を覚えたかと思います。

それ以上にまさに顔役である「ジバニャン」が可愛さの欠片もなくなり、妖怪そのものへと変貌を遂げました。

 

これがその姿です(悪役キャラ同然の顔…)

 

 

これは明らかな失敗です。

可愛さが売りだったのにその個性を完全に奪い去ったのですから。

これを子どもが見て喜ぶとでも思ったのでしょうか?

 

 

位置情報アプリ・妖怪ウォッチワールドも失敗

位置情報アプリでも「妖怪ウォッチワールド」をリリースしたものの、既に「ポケモンGO」で先を越されており、後追いという形になってしまってポケモンGOの牙城を崩すことにはなりませんでした。

なお、妖怪ウォッチワールドは2022年12月23日にサービス終了しています。

 

 

グッズ専門店も全店舗閉鎖

グッズ専門店でもその影響は大きく出ています。

2019年2月に直営店舗「ヨロズマート」が10店舗以上あったのがすべて閉店となりました。

直営店舗が全店舗閉店は誰が見てもブームが去ったと認識すると思います。

 

 

 

漫画の連載も終了

漫画の連鎖も終了しました。

2023年4月のコロコロイチバン!(4月号)で最終回になりました。

アプリ、グッズ販売、漫画とあらゆるメディアミックスで終焉を迎えています。

 

 

 

ポケモンとは歴史や層の厚さが全く違う

ポケモンシリーズは1996年の発売以来、約30年近くの歴史があります

当時初代をプレイしていた人は30代から40代と完全に大人です。

そして今なおコンスタントに新作を出し、子どもから大人まで幅広い年代層で人気を得ています。

そして何より、一度飽きても「またやってみよう」と思えるうえに、「世界観の広さ」や「充実度」が段違いです。

ポケモンの数も今となっては1000を超えていますからね。

 

対して妖怪ウォッチの歴史は10年程度(実ブーム期間はその半分程度でしょうか)。

しかもターゲット層は完全に子どもです。

一度離れたら戻っては来ません。

子どもというのは飽きたら次のコンテンツに夢中になり、顧みることはまずありません。

 

まさに歴史も層の厚さも全く違うのです。

 

 

 

会社の経営戦略の違い

ポケモンと言えば任天堂株式会社ポケモン(およびゲーム開発のゲームフリーク)の2大巨頭によって支えられています。

 

対して、妖怪ウォッチは「レベルファイブ」が大本です。

このレベルファイブという会社ですが、儲ける時に大きく儲けて、ブームが去れば撤退して新たなコンテンツを展開するのが経営戦略です。

1つのコンテンツに執着せずに、ブームが下火となるとみるやいなや、次のコンテンツにリソースを集約するスタンスというわけです。

 

そんなわけで、ブームが去った今は親元も別のコンテンツ開発に向かっているというわけですね。

一応今なお妖怪ウォッチのコンテンツは残ってはいるものの、元のブームは見る影もありません。

 

 

 

まとめ

そんなわけで、「妖怪ウォッチは第2のポケモンになる」というのは無理でした。

そもそもちょっとブームを起こしたくらいで歴史と層の厚さを丸ごと奪えるわけがありません。

確かに勢いそのものは目を見張るものはありましたが、ブームというのは熱しやすく冷めやすいです。

食べ物に目を向けて、タピオカにしても唐揚げにしても本当に数年程度のブームでしたからね。

あと何年かすれば鬼滅の刃に変わる一大ブームも来るでしょうね。

先にも書きましたが、この情報社会ではブームというものは情報操作でいくらでも操作できます。

強い根を張れるかどうかは戦略次第ですが、一時のブームを巻き起こすのは容易です。

そう言える例が「100ワニ」ですね。

あれは電通案件で支えられて、最終100話でいきなりグッズを出すという最初から戦略的だったので一気に冷めた良い失敗例です。

あんなに汚い案件を見たのは初めてで衝撃的でしたが。

そもそもあれの何が面白かったのでしょうかね?(TwitterのTLで流れていたのは見ましたが、絵も大してうまくないですし、話もどこが面白のか全くわかりませんでした)

 

ともかく、この時代はブームを維持する難しさがよく分かると思います。