当初の予定通り、昨日11/30にニビシティの町が完成しました!
8/26にトキワの森のゲートが完成し、8/29から本格的にニビシティの町のモデリングに取り掛かりました。
ニビシティの町完成に要した期間はほぼ丁度3ヶ月ほどとかなり長くかかりましたね。
マサラタウンやトキワシティは1ヶ月半ほどだったので2倍ほどの期間がかかったことになります。
実際にはニビ科学博物館などは5月の初旬に作り始めていたので累計で言えば3ヶ月以上かかったことになります。
それでは完成したモデルを見ていきましょう。
始めに
まず、このニビシティの町ですが、先日の記事にも書きましたようにあまりにもモデルが大きく、アセンブリモデルが多い、メッシュ数も多い(=木や藪が多い)という要因からローカルレンダリングはおろか、クラウドレンダリングもできません。
色々調べて外部のオンラインレンダリングを有償にてやろうかと思いましたが、objファイルに変換できず断念しました。
objファイルとは、マテリアルなどの情報も含まれているためカラーで出力できるということです。
他のstpやigesファイルなどは単色モデルになってしまうのでNGです。
結論として、レンダリングは無しでそのまま画面キャプチャで完成図を撮りました。
全体図
上に書きましたように、レンダリング無しでのキャプチャです。
町の四隅はや博物館真裏の自然物は全て想像でモデリングしました。
「岩と自然が調和する町」という町のコンセプト通り、草木と岩を中心に自然物の配置をしました。
ちなみに、この町の全体の大きさは約4000mm四方となっています。
主人公の身長を約146mmとしているので現実世界のcmに直すと、4000cm=40m四方の非常に小さな町となりますね。
もちろん、主人公が建物内に入れば中が明らかに大きくなるのでアンマッチとなるのは当然ですが。
あくまで、「主人公が外で歩いている時のサイズ」を基準にモデリングをしております。
ニビシティの町左側から見た図
左隅から見た状態です。
岩と木に岩壁、民家やポケモンセンター、ニビポケモンジムが見えますね。
民家の位置とタイルの位置調整の結果、民家の大きさ修正で非常に手間取ったのが懐かしいですね。
ニビシティの町中央から見た図
ニビポケモンジムを中心にニビ科学博物館を見た図です。
ニビ科学博物館も大きさが合わない上に、モデリング間違いがあったので大変な修正となりました。
以降は町の大きさを平面図に書いてから建物を作るようにしようと思っています。
既にハナダシティについては、民家や自転車屋を作っておりますが、修正が入りそうな気がしてなりません…
ニビシティの町左側から見た図
花壇中心から見た状態です。
フレンドリィショップや民家、3番道路への入り口が見えますね。
3番道路への入り口は後から拡張したのである意味正解だったかもしれません。
少々ややこしいモデリングとなったので、別ボディとして作ったのは当たりと思っています。
ニビシティの町完成を振り返って
目標通り、ニビシティの町を11月の月内に完成させて公開することができました。
仕事で忙しい中や他のゲームなどをやりつつ、モデリングを少しずつ進めてきたので、少々疲れ気味です。
次の目標はハナダシティですが、その間に別のモデルを作ったりしようかなとも考えています。
もう10年もシリーズから離れてやっていませんが日本ファルコムの「軌跡シリーズ」が大好きでした。
2004年のPC版(当時はWindows XPの時代でした)から知っており、FC→SC→外伝のthe 3rd→零→碧までやりました。
その後、閃の軌跡を買って未開封のまま放置して止まっている状態です(当時は研究などで忙しかったですからね)。
そのまま就職をして軌跡シリーズからは離れてしまった状態です。
ただ、「忙しかっただけだから」だけではなく、零の軌跡から絵柄がガラッと変わって、話もよりブラック(暗く深い)になったのが、個人的にきつかったですね。
元々FCやSCの時点で暗い話も多かったですが、更に深くなって、追い打ちとして過去シリーズキャラの絵柄がガラリと変わったのがやらなくなった要因です。
それまではスマホが普及しておらず、ネットの情報も今ほど多くない状態でRTAをするほどのやり込みようでしたが、一気に冷めてしまいました。
しかしながら、今でもプレイせずとも作品としては好きで、昔から作りたいモデルが2つあります。
1つ目はFCやSC、the 3rdに出てきた王室親衛隊所属の高速巡洋艦「アルセイユ」
2つ目は軌跡シリーズではおなじみの「戦術オーブメント」ですね。
1つ目は情報が少なく、そもそも規模が大きすぎて小休止で作れるものではありません。
極端に例えるなら、戦艦大和の3Dモデルを画像情報を集めて作るようなものです。
ちょっとした外観だけ作ろうとしても寸法関係が全く分からないので作れないですね…
ちなみに、かつて1/200モデルがコトブキヤから発売(2009年12月19日)されていましたが、今は全く手に入らない状態です…
もしあればすぐにでも買って尺度計算をして作ることは可能なのですが、発売日が古すぎて入手は極めて困難な状態です。
2つ目についてももちろん画像はあっても寸法情報はありませんがFCの戦術オーブメントならなんとか作れそうな気がしています。
調べればわかることですが、こちらも例えるならロレックスのような機械仕掛けの時計みたいなものです。
精密、精巧なもので小。さなパーツの集合体なので小さくとも複雑ですが、作ってみたいとは前々から考えていました。
次に何をするかは明確には決めていませんが、今のところとしては上記の戦術オーブメントを作ってみようかなと考えています。
情報を集めて情報不足で無理となれば、ハナダシティの町作りか、ポケモン関連のも出リグをしようと思っています。
何にしても、ニビシティの町が完成させられたのは良かったです。
また、増田さんにもリプライにて「レベルが高い!」とお褒めの言葉をいただけたので良かったです。
ニビシティの町の3Dモデルが完成しました!
— 詩音@ポケモン世界3Dモデル制作者 (@Utane_Channel) 2022年11月30日
本格的に作成を始めたのが8/29なので、丁度3ヶ月かかりました!
見えない部分は想像力でモデリングをしました
増田さん(@Junichi_Masuda )、長い間お待たせしました!#ポケモン #Pokemon #ポケモン世界3D立体化計画 #Fusion360 #3DCAD #3Dモデル pic.twitter.com/Yo3gkLyRtb
毎日ブログを見ていただいている方やTwitterで反応していただけている方にも感謝しております。
これからも3Dモデル制作は続けていきますのでよろしくお願いします!